きつねちゃん家計簿を家族で共有したいけど、全部の支出を見られるのはちょっと気まずいな…
家計簿アプリを探していると、こんな悩みにぶつかることがあります。夫婦やカップルでお金の流れを共有できれば、「今月どれくらい使ったっけ?」と確認し合う手間はなくなります。一方で、プレゼント代や自分のお小遣いの使い道まで全部見られるのは気が引ける、という人も多いはずです。
私は以前、レシート撮影や口座連携ができる多機能な家計簿アプリを使ったものの、長続きしませんでした。そこで「自分に合った方法で続けられる家計簿」を目指して、個人で家計簿アプリを作ってきました。その最新版が、iPhoneアプリ家族でお小遣い帳です。
家族でお小遣い帳は、家族・夫婦・カップル・親子で1つの家計簿を共有しながら、見せたくない支出だけを非公開にできるのが特徴です。カテゴリー別の予算、固定費の自動入力、ホーム画面のウィジェットなど、記録を続けるための機能もそろっています。
この記事では、家族でお小遣い帳で何ができるのかを、実際の画面を使って紹介します。どんな人に向いているのか、無料でどこまで使えるのかも分かるので、アプリ選びの参考にしてください。
家族でお小遣い帳とは?3つの特徴
家族でお小遣い帳は、「お金を通じたコミュニケーション」をコンセプトにした共有型の家計簿・お小遣い帳アプリです。記録して終わりではなく、家族で同じ数字を見ながら話せることを大切にしています。
特徴をまとめると、次の3つです。
- 家族やパートナーと1つの家計簿を共有できる(招待コードやQRコードで参加)
- 見せたくない支出は「他の人に見せない」で非公開にできる
- カテゴリー・予算・固定費・ウィジェットで、記録と振り返りの手間を減らせる
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応端末 | iPhone(iOS 17.0以降) |
| 料金 | 無料(アプリ内課金のPremiumあり) |
| 会員登録 | 不要(ゲストモードですぐ使える。共有するときはApple・Google・メールで連携) |
| 入力方法 | 手入力(銀行口座・クレジットカードとの連携はなし) |
口座連携をしない手入力型なので、IDやパスワードを家計簿アプリに預ける必要がありません。自分で入力するぶん、何にいくら使ったかを意識しやすいのも手入力のよいところです。
家族・夫婦・カップルで1つの家計簿を共有できる


家族でお小遣い帳の中心になるのが共有家計簿の機能です。グループを作ってメンバーを招待すると、それぞれのiPhoneで入力した取引が同じ明細に並びます。
以下の手順で簡単に招待するこができます。
- 設定の「共有設定」で、招待コード(英数字6桁)または招待QRコードを表示する
- 招待された人は「招待コードで参加」からコードを入力するか、QRコードを読み取る
- 管理者が参加リクエストを承認すると、共有が始まる


管理者の承認が必要なので、コードを知っただけの人が勝手に参加することはありません。また、管理者はメンバーの代わりに支出を登録することもできます。レシートを預かってまとめて入力したいときに便利です。
夫婦・カップルでの使い方は、夫婦・カップルで使える共有家計簿アプリの選び方で詳しく紹介しています。
見せたくない支出は「他の人に見せない」で非公開に


共有家計簿でいちばん気になるのが「全部見られてしまう」ことです。家族でお小遣い帳では、取引を入力するときに「他の人に見せない」をオンにするだけで、その取引は自分だけが見られるようになります。
- 誕生日プレゼントやサプライズの準備
- 自分のお小遣いの細かい使い道
- 家族に説明しづらい趣味の出費
こうした支出は非公開にして、食費や日用品などの生活費は共有する、という使い分けができます。共有と非公開を取引ごとに選べるので、「共有家計簿は気が重い」という人でも始めやすいはずです。
カテゴリー分けと予算で、使いすぎに早めに気づける


支出は「食費」「日用品」「交通費」などのカテゴリーで分けて記録します。初期状態で支出10種類・収入4種類のカテゴリーが用意されていて、名前・アイコン・色を変えたり、自分の家庭に合わせて追加・並べ替えたりできます。
予算は、月全体の全体予算と、カテゴリーごとの予算を設定できます。使った金額は進捗バーで表示され、予算を超えると赤で表示されます。全体予算は明細画面のカードにも表示できるので、アプリを開くたびに残りの金額が目に入ります。
共有グループでは、予算を「みんな」と「自分」で切り替えられます。家族全体の食費はみんなの予算、自分のお小遣いは自分の予算、と分けて管理できます。
カテゴリーの分け方のコツは、家計簿のカテゴリー(費目)の分け方でまとめています。
分析とカレンダーで「どこに使ったか」をふり返る


「分析」タブでは、カテゴリー別の支出をドーナツグラフで確認できます。一覧のカテゴリーをタップすると、そのカテゴリーの明細だけに絞り込めるので、「食費が多いのは何の出費?」まで一気にたどれます。
「月別推移」に切り替えると、過去6か月の収入と支出を棒グラフで比べられます。先月より増えたのか減ったのかがひと目で分かります。


「カレンダー」タブでは、日ごとの収支を月のカレンダーで確認できます。日付をタップするとその日の明細が表示され、入力し忘れた日の分もその場で記録できます。
固定費の自動入力と入力テンプレートで、入力の手間を減らせる


家賃・通信費・サブスクなど、毎月決まって出ていくお金は固定費として登録しておけます。給料のように毎月決まって入ってくるお金も、収入の固定費として登録できます。周期は「毎月」と「毎年」から選べるので、年払いの保険料やサブスクにも対応しています。自動入力日を過ぎてアプリを開くと、その月の分が明細に記録されます。
よく使う支出は入力テンプレートにしておくと、カテゴリー・支払い先・タグ・メモをまとめて呼び出せます。あとは金額を入れて保存するだけです。
詳しい設定方法は、家計簿の固定費を自動入力する方法で紹介しています。
アプリを開かずにウィジェットで確認・登録できる


家族でお小遣い帳は、iPhoneのホーム画面に置ける6種類のウィジェットに対応しています。
| ウィジェット | できること | プラン |
|---|---|---|
| 予算表示 | 選んだカテゴリーの今月の支出・予算・残りを表示 | 無料 |
| 今日の支出 | 今日の支出や最後の記録を表示 | 無料 |
| 今月の支出 | 今月の合計支出と記録数を表示 | 無料 |
| テンプレートから登録 | よく使う支出をワンタップで登録(確認つき) | Premium |
| カテゴリー別の支出表示 | 選んだ3カテゴリーの今月の支出を表示 | Premium |
| 使いすぎアラート | 先月より支出が増えたカテゴリーを表示 | Premium |
ホーム画面を見るだけで今月の支出や予算の残りが分かるので、「家計簿アプリを開くのを忘れる」問題を減らせます。使い方はiPhoneのウィジェットで家計簿をつける方法で詳しく解説しています。
親子で使うお小遣い帳としても
収入のカテゴリーには最初から「お小遣い」が入っているので、中学生・高校生のお小遣い帳としても使えます。ゲストモードなら登録なしで始められ、親子で共有したくなったらアカウントを連携してグループに参加できます。
子どもの使い道を全部見張るのではなく、本人が「他の人に見せない」を使える余地を残しておけるのも、このアプリならではの使い方です。詳しくは中学生・高校生のお小遣い帳はアプリで続けようを参考にしてください。
動画で使い方を見る
実際の画面の動きは、動画で見るとイメージしやすくなります。使い方に合わせて、気になるほうから見てみてください。
家族やパートナーと共有して使いたい人はこちら(招待・非公開・予算・ウィジェット、約5分)
一人で家計簿として使いたい人はこちら(記録・予算・カテゴリー・タグ・固定費、約4分)
無料でできること・Premiumでできること
家族でお小遣い帳は無料でダウンロードでき、共有・非公開・予算・分析・カレンダー・固定費・3種類のウィジェットは無料で使えます。Premiumは次の機能を追加するプランです。
| 機能 | 無料 | Premium |
|---|---|---|
| 共有・非公開・予算・分析・カレンダー・固定費 | ○ | ○ |
| 入力テンプレート | 1件まで | 無制限 |
| ウィジェット | 3種類 | 6種類(テンプレートから登録など) |
| 広告 | 表示あり | 非表示 |
| 料金(App Store表示) | 0円 | 月額300円/年額3,000円 |
グループの誰か1人がPremiumに登録すると、家族全員に適用されます。家族の人数分を払う必要はありません。料金は2026年10月時点のApp Storeの表示です。
家族でお小遣い帳が向いている人
- 夫婦・カップルで生活費を共有したいけれど、自分の支出は少し見せたくない人
- 口座やカードと連携せず、手入力で丁寧に家計簿をつけたい人
- カテゴリーごとに予算を決めて、使いすぎを防ぎたい人
- 家賃やサブスクなど決まった支出を毎月入力するのが面倒な人
- アプリを開かずに、ホーム画面で支出を確認したい人
- 子どものお小遣い帳を、親子で共有しながら始めたい人
反対に、銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取り込みたい人や、Androidでも使いたい人には向いていません(iPhone専用です)。
よくある質問
- 会員登録しないと使えませんか?
-
登録なしの「ゲストとして開始」ですぐに使えます。ゲストモードのデータは端末の中だけに保存されます。家族と共有したい、機種変更に備えてバックアップしたいときは、あとからApple・Google・メールアドレスでアカウントを連携できます。
- 非公開にした取引は、本当に家族に見えませんか?
-
「他の人に見せない」をオンにした取引は、他のメンバーのアプリの明細・分析・ウィジェットには表示されません。自分のアプリでは鍵マーク付きで表示されます。
- AndroidやiPadでも使えますか?
-
現在はiPhone(iOS 17.0以降)専用です。iPadでも一応使えますが、動作保証はしておりません。
Android版は現在開発中です。
まとめ:まずはゲストモードで試してみよう
家族でお小遣い帳は、家族で家計簿を共有しながら、見せたくない支出だけは非公開にできるiPhoneアプリです。カテゴリー別の予算、固定費の自動入力、ウィジェットなど、記録を続けるための機能も無料でそろっています。
登録なしで始められるので、まずはゲストモードで数日分の支出を入れてみてください。使い心地が合えば、家族を招待して共有を始めましょう。



