以前、RAVPowerの大容量モバイルバッテリーのレビュー記事を書きました。
こちらの大容量モバイルバッテリーは、容量が大きいだけでなくかなりパワフル、しかもAC電源が使えるという優れものでした。
しかし、本体のサイズが大きくて重いため、気軽に持ち運ぶにはなかなか難しいのが難点でした。
そんな中、RAVPowerから新たに大容量モバイルバッテリーが発売されました!
それがこちらの「RAVPower RP-PB054pro」です。
本記事では、こちらの「RAVPower RP-PB054pro」を使ってみた感想だけでなく、前回レビューを書いた「RAVPower RP-PB055」との比較についても解説していきます。
RAVPower RP-PB054proの内容
では、まず内容を見ていきましょう。
こちらも「RAVPower RP-PB055」と同じく、しっかりとしたケースに入っています。
ケースを開けるとこんな感じ。
本体の他に、USB-TypeC to TypeCケーブルとポーチが入っています。
ポートは、
- USB-TypeA
- USB-TypeC
- AC
の3ポート。
電源ボタンを押すことで充電することができます。
この電源ボタンでは、電源をOFFにすることはできません。
一定時間が経過したら自動でOFFになります。
電源がONになり、機器を充電している最中はこのようにLEDが青く光ります。
ポート付近は緑に光るようです。
ファンは底面に付いてます。
RAVPower RP-PB054proとRP-PB055の比較
「RAVPower RP-PB054pro」と、「RAVPower RP-PB055」でどう違っているのか比較してみましょう。
大きさ
まず、大きさを比較してみます。
公式に記載してあるそれぞれ大きさは以下の通りです。
RAVPower RP-PB055 | 17.8 x 13.8cm x 4.6cm |
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RAVPower RP-PB054pro | 6.9cm x 6.9cm x 15.4cm |
数字を見るだけでも結構差があることがわかるかと思いますが、実際に並べてみると一目瞭然です。
倍以上大きさに差があるんです。
サイズ感を知っていただくために、他のものとも比較をしてみました。
卓上空気清浄機との比較
サイズ感はほぼ同じです。
そのため、デスクの上に置いておいても全く違和感がないですね。
Magic Trackpadとの比較
RAVPower RP-PB054proの高さとTrackpadの幅が近かったため比較してみました。
なんとなくのサイズ感は伝わったでしょうか?
重さ
重さも比較してみます。
まず、「RAVPower RP-PB055」の重さは、約1007gでした。
1kg超えなので結構重いですね。
では、今回の「RAVPower RP-PB054pro」はどうでしょうか?
約665gでした!
300g以上も軽くなっているので、かなり持ち運びやすいですね。
電力
では、次に充電するときに重要となる電力について比較してみましょう。
本体容量
まず、本体容量から見ていきましょう。
RAVPower RP-PB055 | 30,000mAh |
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RAVPower RP-PB054pro | 20,000mAh |
RAVPower RP-PB055は本体のサイズが倍以上大きいだけあって、容量もRAVPower RP-PB054proの1.5倍あります。
しかし、20,000mAhが決して小さいわけではありません。
iPhone11ProMAXを約3.6回分、MacBook12インチを1.1回分充電するだけの容量はあるんです。
モバイルバッテリーとしては十分すぎる大きさですね。
USB-TypeAポート
では、次にUSB-Aポートを比較してみましょう。
RAVPower RP-PB055 | 最大18W |
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RAVPower RP-PB054pro | 最大18W |
USB-Aポートは、どちらも最大18Wのパワーで充電することができます。
しかし、RAVPower RP-PB055には、最大12Wで充電ができるポートがもう1つ付いているという差があります。
ただ、外でUSB-Aポート2つで充電する場面というのはなかなかなさそうなので、1ポートでも十分かなといった印象ですね。
USB-TypeCポート
次はUSB-Cポートです。
RAVPower RP-PB055 | 最大60W |
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RAVPower RP-PB054pro | 最大30W |
どちらもPD対応のポートではあるのですが、パワーに結構差があります。
RAVPower RP-PB055でMacBook Pro 13インチの充電をしてみたら、10分間で60%→69%になりました。
RAVPower RP-PB054proを使って、同じ環境でMacBook Pro 13インチを充電してみたところ、62%→66%でした。
やはりパワーの差が結構あるため、充電スピードにも差が出てしまっています。
ただ、決して充電ができないというわけではなく、作業をしながらでも着実に充電はされています。
そのため、外でもMacBookの充電切れを気にする心配はなくなりますね。
ACポート
最後にACポートです。
RAVPower RP-PB055 | 最大150W |
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RAVPower RP-PB054pro | 最大100W |
ACポートについても、1.5倍の差があります。
また、RAVPower RP-PB055は100W定格に対して、RAVPower RP-PB054proは80W定格です。
そのため、使える機器に少し差が出てしまいますね。
ただ、外で使う機器であれば問題になることはないと考えられます。
外でそこまで消費電力の高い機器を使うことってありませんしね。
ファンの音
RAVPower RP-PB055とRAVPower RP-PB054proには、どちらも温度が高くなったら動作する冷却ファンが搭載されています。
一定以上の温度になると、このファンが動き出すのですが、RAVPower RP-PB055のファンの音は結構な音がしました。
そのため、図書館などの静かな場所では使うのが難しかったのですが、RAVPower RP-PB054proのファンの音はかなり小さいです。
ほぼ無音とまではいきませんが、それでもRAVPower RP-PB055に比べるとかなり小さいため、使える場所の選択肢もかなり増えるのではないでしょうか。
ただ、ファンが底部についているため、立てて使うとうまく排熱ができないかもしれないというのが少し気になるところですね。
付属のポーチ
RAVPower RP-PB055とRAVPower RP-PB054proには、どちらもケースだけでなくポーチが付いています。
RAVPower RP-PB055は、ポーチに入れるとロゴがいい感じに透けてカッコイイです。
しかし、RAVPower RP-PB054proはポーチに入れると見栄えがあまりよくありません。
このように底の角部分が浮いてしまいます。
ロゴも全然透けませんしね。
また、深さが足りないせいで、
うまく閉まりません。
全力で絞ってもこれだけしか閉まらないのが気になりますね。
RAVPower RP-PB054proのレビューまとめ
RAVPower RP-PB054proについてのレビュー、RAVPower RP-PB055との比較について解説してきました。
RAVPower RP-PB055に比べて、かなり持ち運びがしやすいため、カバンに忍ばせておくことでスマホだけでなくMacBookを含めたノートPCのバッテリー切れの心配が一切なくなります。
RAVPower RP-PB055の方が容量もパワーもあるのは確かですが、どうしても持ち運ぶのが大変なので、普段遣いであれば断然RAVPower RP-PB054proの方がいいですね。
大容量のモバイルバッテリーを探している方は、このRAVPower RP-PB054proを持っておけば間違いないですよ。