きつねちゃん診察室に入ったら、伝えたいことを忘れてしまった・・・
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いつから痛かったのか聞かれても、正確に思い出せなかった・・・
こんな経験ありませんか?
症状は、病院に着いたときには弱くなっていたり、日によって出る場所やつらさが変わったりします。診察の限られた時間で経過を伝えるためには、症状が出たときに短いメモを残しておくと整理しやすくなります。
この記事では、診察前に見返しやすい症状メモの書き方を、具体例とともに紹介します。
症状は「出たとき」に記録する
診察直前に数週間分の体調をまとめて思い出そうとしても、細かな違いまではなかなか思い出せません。
症状が出た時刻、場所、つらさだけでも、その場で記録しておくのがおすすめです。詳しい状況や対処した内容は、落ち着いてから追記しても構いません。
済生会は、症状の正確な場所や性質、時間による変化などを医師に伝えることを案内しています。また、群馬県も、いつから、どこに、どのような症状が出たのか、診察までの変化を時系列で整理することを勧めています。
症状メモに残したい7項目
すべてを毎回詳しく書く必要はありません。まずは記録できる項目だけ残し、無理なく続けることが大切です。
1. いつ症状が出たか
日付と、おおよその時刻を記録します。
「先週から」よりも、「9月5日の朝から」のように残しておくと、経過を振り返りやすくなります。正確な時刻が分からなければ、「起床後」「昼食後」「就寝前」などでも十分です。
2. 体のどこに出たか
痛みやかゆみなどが出た場所を記録します。
例えば頭痛でも、「頭全体」「右側のこめかみ」「後頭部」では場所が異なります。
文章で説明しにくいときは、体の図に印を付けるボディマップを使うと、位置を残しやすくなります。


3. どのような症状か
「痛い」だけでなく、自分が感じた状態をそのまま記録します。
例えば、次のような表現があります。
- ズキズキする
- 締め付けられる感じがする
- 重い、だるい
- ムカムカする
- かゆい
- 息苦しい
うまく言葉にできない場合は、まず「痛み」「だるさ」などの大まかな種類だけ選び、あとからメモを追加してもよいでしょう。
4. どのくらいつらいか
つらさを数字で記録しておくと、日ごとの変化を比べやすくなります。
例えば、次のように自分なりの目安を決めます。
- 1:少し気になる
- 2:気になるが、普段どおり過ごせる
- 3:作業や家事に集中しにくい
- 4:横になるなど、普段の行動を変える必要がある
- 5:普段の行動を続けるのが難しい
この数字は病気を判断するためのものではありません。同じ人が継続して記録し、変化を振り返るための目安として使います。
5. どのくらい続いたか、何回起きたか
「10分ほどで落ち着いた」「一日中続いた」「午前中に3回あった」など、継続時間や回数を記録します。
症状が続いている場合は、始まった時刻だけ先に残し、治まったときに終了時刻を追記すると記録しやすくなります。
6. 症状が出たときの状況
症状が出る前後に気付いたことを記録します。
- 起床した直後
- 食事のあと
- 運動中または運動後
- 長時間座っていた
- 睡眠時間が短かった
- 仕事や外出で忙しかった
原因だと決めつけず、そのとき何をしていたかという事実を残すのがポイントです。
7. 行った対処と、その後の変化
休憩した、横になった、処方された薬を服用したなど、実際に行ったことを記録します。あわせて、「楽になった」「変わらなかった」「悪化した」など、その後の変化も残します。
服用した薬について伝える必要がある場合は、自己判断で薬を評価するのではなく、薬名、服用した時刻、処方どおりに服用したかなど、確認できる事実を記録しておきます。
症状メモの記入例
頭痛があった場合は、次のように短くまとめられます。
- 日時: 9月5日 14時ごろ
- 場所: 右側のこめかみ
- 症状: ズキズキする頭痛
- つらさ: 5段階の3
- 継続時間: 約1時間
- 状況: 昼食後、パソコン作業中
- 対処と結果: 休憩して横になった。30分後少し楽になった
きれいな文章にする必要はありません。診察時に自分が見返して、経過を説明できることが大切です。
紙とスマートフォン、どちらで記録する?
症状メモは、続けやすい方法で記録するのが一番です。
紙のノートには、自由に書けて診察時にそのまま渡しやすいという良さがあります。
一方、スマートフォンなら外出中でも記録しやすく、日時を残したり、過去の記録を検索したりできます。
標準のメモアプリでも記録できますが、記録が増えると、同じ症状だけを時系列で探す作業が大変になることがあります。
その場合は、症状記録専用のアプリを使う方法もあります。
iPhoneアプリ「症状メモ」で記録を続けやすく
「症状メモ」は、体調の変化を短時間で記録し、あとから振り返るためのiPhoneアプリです。
- 体の図をタップして、症状が出た場所を記録
- 症状の種類と、5段階のつらさを選択
- 継続時間、原因として気付いたこと、自由メモを追加
- 行った対処と、その後の結果を追記
- 同じ症状の記録を「カルテ」にまとめて時系列で確認
- Siriを呼び出して音声で記録
- Appleヘルスケアの睡眠・歩数などと一緒に振り返り
最初は日時、場所、症状、つらさだけを記録し、詳しい内容はあとから追加できます。




症状が出たときに、短く記録してみませんか
診察前に慌てて思い出すのではなく、症状が出たときに少しずつ残しておくと、経過を自分の言葉で整理しやすくなります。
よくある質問
- 毎日記録する必要はありますか?
-
必ずしも毎日記録する必要はありません。症状が出たとき、状態が変わったとき、対処をしたあとなど、自分が続けやすいタイミングで記録します。
- 何を書けばよいか迷ったら、どの項目を優先しますか?
-
まずは「いつ」「どこに」「どんな症状が」「どのくらいつらいか」の4項目を記録します。余裕があるときに、継続時間、状況、対処後の変化を追加します。
- 自分で考えた原因を書いてもいいですか?
-
気付いたこととして記録できます。ただし、原因だと断定せず、「睡眠が短かった」「食事のあとだった」など、確認できる状況を残すと振り返りやすくなります。
参考資料
- 医師への伝え方|済生会 (https://www.saiseikai.or.jp/medical/how_to_tell/)
- 医療機関の上手なかかり方|群馬県 (https://www.pref.gunma.jp/page/1987.html)
- 病院で先生の前に出ると緊張してうまく話ができません。どうやって自分の症状などを伝えるといいのでしょうか。|独立行政法人環境再生保全機構(https://www.erca.go.jp/yobou/zensoku/sukoyaka/50/feature/feature09.html)



